インターネットとブログとSNSの使い方

昨今ブログを再開しておりまして、どのように活用すれば有意義かをよく考えています。

私自身はブログを今のところ自説を開陳するのに活用したいとも思いませんし、時事ニュースの解釈や政治状況を分析したり、宣伝などに活用したいとはあまり思っていません。ただ自分自身にとって知的に刺激になるようなものをメモする程度で、書いていければとは思います。そうなると、別に専門の問題だけにこだわらず、記述することになるでしょう。最近は、ちょっと気づいたことや日常のこと、あるいは比企丘陵地帯のことも書くことがおもしろくなってきていますので、こうした方向にも意味を与えることができそうです。

もちろん、専門の歴史学や軍事史、クラウゼヴィッツのことなどを少し書くことはやめないで、研究面でも刺激になるように活用していければいいとは思っています。
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「特集/日中戦争を考える――80年目の今日」『歴史評論』(歴史科学協議会編)校倉書房、2017年7月。

近所の書店で偶然見つけた『歴史評論』ですが、日中戦争特集ということで興味深い論考が多く乗っており、早速購入しました。どれも興味深い論文ばかりで、偶然入手できて非常に幸いでした。

久保亨「日中戦争史研究の現在と日中関係」は全体像が整理されており、今どう見るべきかという意味で優れた論文ですし、また高士華「中国大陸の総体戦研究と日中比較」では中国では総体戦といわれる総力戦の研究動向が紹介されており、非常に有意義な研究でした。とりわけルーデンドルフの『総力戦』の翻訳が日本よりも中国のほうが早く、毛沢東も注目していたという記述は示唆的です。本論文は国際的な総力戦理解との関連からも意味があるように思います。日中戦争に関しては、どうやら研究がまた活性化しているようですので、出版動向に特に注視していこうと考えています。

団地と本

北坂戸にぎわいサロンを通じて、UR団地との若干のかかわりが出てきた関係か、最近、団地に強い関心があります。
残念ながら家人の了承を得られず、団地には住んでいないのですが、小説及び学術文献などでいろいろと状況を確認しているところです。
ここ最近目を通したものとして面白かったものは、以下の三冊でしょうか。

長野まゆみ『団地で暮らそう!』毎日新聞社、2014年は、小説の形式をとっていますが、物語よりも団地に住む状況を詳細に描いている色彩が強い印象があります。その分、団地の特徴を描いているという意味では、他の作品以上に「団地」に特化しているといえるかもしれません。

小池高史『「団地族」のいま 高齢化・孤立・自治会』書肆クラルテ、2017年と、増永理彦『団地と暮らし UR住宅のデザイン文化を創る』クリエイツかもがわ、2015年の二冊は、現在の団地が置かれた状況を的確に分析している文献であるといえるでしょう。とりわけ、小池氏の著作はその視座であるとか、いささかステレオタイプで語られがちな団地の状況を独自の視点と研究のなかで描き出しており、とても興味深いものでした。社会学の研究者とのことですが、フィールドワークを活用できる社会学の研究者にとっては研究しやすい対象なのかもしれません。研究者に限らず、団地をめぐり現状に関心がある方にはオススメといえるでしょう。

東上線小説2

曠野すぐり『東上線各駅短編集』まつやま書房、2012年。

東上線に関する小説がないかということで探してみましたら、東松山の出版社から出ていました。
この小説は東武東上線の各駅を対象としたもので、各駅ごとのエピソードがつづられています。著者はもともと東上線沿線に住んでいるようではないようですが、取材をしていることが読み取れます。

物語は軽妙で、最初から読むとかなり楽しめます。それぞれの物語も短めで、すっきり読めます。ただ、自分の乗降している駅に対して思い入れが強い場合は物足りなさを感じる場合もあるかもしれません。高坂、北坂戸への描写はかなり軽めで住民としては残念でした。その一方で東松山については著者自身が感じた直接の印象がよく表現されています。

いずれにせよ曠野すぐり氏には本書以降も、東上線のまちについての小説をさらに発表してほしいですね。
機会があれば、別の作品も読んでみたいと思います。

教養ゼミナール(まちおこしゼミ)

教養ゼミナールでは、昨年2016年から「まちおこしゼミ」と銘打って、学生主体のいろいろな企画を実践しています。
坂戸市、鳩山町、東松山市内のさまざまな団体と協力して、地域の活動に参加しています。
昨年(2016年度)は以下の活動を行いました。

・鳩山町のバザー参加(NPO法人カワセミハウスと協力)
・東松山市のコミュニティスペース「Comeya」
学生企画「東松山ゲームセンター」
学生トークショー「電大生事情」を実行。
・北坂戸のUR団地夏祭り参加。
・「街歩き企画」埼玉県平和資料館(ピースミュージアム、地域の人々と)
・川越街歩き(地域の人々と)
・「My hobby is …」(趣味で話そう、北坂戸にぎわいサロンにて活動)

今期2017年は、以下の活動を実行しており、今後も新企画を進めていく予定です。

・鳩山町のバザー参加(NPO法人カワセミハウスと協力)
・トークイベント「電大生とおしゃべり」(北坂戸にぎわいサロン)
・留学生によるデザートとドリンクを通じた交流会
・北坂戸のUR団地夏祭り参加(8/5-6)。
・地域紹介ブログの作成と運用

今年の後期のゼミナールでは、ちょっとしたコンサルティングのようなことも考えていますが、
参加者と相談して決めていくことになるでしょう。