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2021年度日本クラウゼヴィッツ学会研究大会

HPに案内が掲載されると思いますが、遅れているようですので、先にこちらに掲載しておきます。

2021年度日本クラウゼヴィッツ学会研究大会

2021年となり、昨年来のコロナ禍に加え、アメリカのバイデン政権の誕生に伴う米中競争の激化など、国際関係は大きく動いています。本学会では、緊張に満ちた国際関係を背景に、二つのシンポジウムを設定しました。「現代の戦争をどう見るか」では、昨今の戦争をめぐる議論について分析、検討していただきます。また、第二部の「戦争の前に 第一次世界大戦以前の民間の戦争論」では、英仏独三国の多様な戦争に関する論拠を検討し、新しい視点を開拓するものです。大いにご期待ください。昨年同様本年も大会はZoomで開催し、懇親会も行います。報告者・参加者との懇親会でのやり取りをぜひお楽しみください。

1. 2021年日本クラウゼヴィッツ研究大会予定
開催日時:2021年10月16日(土曜)13~18時 
会場:Zoom開催 総合司会 小塚賢(事務局長) Zoom運用担当 中島浩貴(理事)
申し込みフォーム:ZoomのURLを送付いたします。
https://docs.google.com/forms/d/1L4UzXmfcov3nLPp5Iuo_I1G1WVVA35VId0VHV_T_t4E/viewform?edit_requested=true#settings

参加費:会員・学生1000円、非会員1500円
下記に事前振込かたお願いいたします。
●金融機関 ゆうちょ銀行
●口座番号 00170-5-84630
●口座名義 日本クラウゼヴィッツ学会

●基調講演
13:10-14:00 「古典としての孫子・クラウゼヴィッツと現代への応用」
西田陽一(本会理事・自衛隊幹部学校・明治大学リバティアカデミー講師)

14:05-15:40
〇第一シンポジウム:「現代の戦争をどう見るか」(司会 中谷寛士: 航空研究センター研究員)14:05-14:10
奥山真司(国際地政学研究所、当会副会長代理)「新しい戦争は本当に新しいのか〜戦略家たちの視点」14:10-14:30
岡本至(文京学院大教授)「日本の経済安全保障戦略:非軍事主義の陥穽」14:30-14:50
部谷直亮(慶応義塾大SFC上席所員)「クラウゼヴィッツから見た戦争の特徴の変化に関する試論」14:50-15:10
パネリスト:稲葉義泰(専修大学大学院、軍事ライター)15:10-15:15
リプライ:フロアからの質問 15:15-15:40

15:50-17:50
第二シンポジウム:「戦争の前に 第一次世界大戦以前の民間の戦争論」
司会・趣旨説明 中島浩貴 15:50-15:55
深町悟 (同朋大学講師)  「イギリスの侵攻小説」 15:55-16:20
鈴木重周(成城大学研究員) 「ユダヤ系フランス人の対独復讐論」 16:20-16:45
丸畠宏太(敬和学園大学教授)「ドイツの兵隊もの小説」 16:45- 17:10
コメント:フロアからの質問 17:10-17:50
※科研(C)「第一次世界大戦前のドイツ民衆の戦争肯定論」(研究代表者:中島浩貴)との共催。

〇懇親会
18時より切り替えます(1-2時間程度を予定)。
Zoomのブレイクアウトセッション機能を活用し、個室(4-6人前後を予定)に分かれて会話を楽しんでいただく予定です。
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「19世紀のオーストリア海軍遠征記にみる海軍のグローバル化」WIAS(早稲田大学高等研究所) 【共催】基盤研究(A)「19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯」,「軍隊と社会の歴史」研究会

日時:10月10日(土)14:00~
論題:「19世紀のオーストリア海軍遠征記にみる海軍のグローバル化」
講演者:大井知範(清泉女子大学准教授)
コメンテーター:清水雅大(東京福祉大学特任講師)
Zoom開催:要事前予約:https://zoom.us/webinar/register/WN_kpQ_mgjTSda_AOYKju51Zg

プログラム
14:00~14:10 開会挨拶
14:10~15:10 講演「19世紀のオーストリア海軍遠征記にみる海軍のグローバル化」(大井知範)
15:10~15:30 休憩
15:30~16:00 コメント(清水雅大)
16:00~17:30 討論              *司会:谷口眞子(早稲田大学文学学術院)

講演者プロフィール
明治大学大学院にて博士号を取得(政治学)。明治大学政治経済学部助教、ベルリン自由大学客員研究員を経て現在、清泉女子大学文学部准教授。専門は近代のドイツ・オーストリア史、国際関係史。主著に『世界とつながるハプスブルク帝国:海軍・科学・植民地主義の連動』(彩流社、2016年)、共著に『もうひとつの戦後史:第一次世界大戦後の日本・アジア・太平洋』(千倉書房、2019年)。
コメンテータープロフィール
横浜市立大学大学院にて博士号取得(学術)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在、東京福祉大学特任講師。専門は20世紀の国際関係史、特に戦間期・第二次世界大戦期の日独関係史。主著に『文化の枢軸:戦前日本の文化外交とナチ・ドイツ』(九州大学出版会、2018年)。

【主催】WIAS(早稲田大学高等研究所)
【共催】基盤研究(A)「19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯」,「軍隊と社会の歴史」研究会

2020年度日本クラウゼヴィッツ学会研究大会

■■2020年度日本クラウゼヴィッツ学会研究大会■■

2020年は、世界の状況を一変させる新型コロナウィルスの蔓延が人間社会を根本から揺るがす大きな問題になっています。本学会もその影響から逃れることはできず、本年はZoomを用いたオンラインによる研究大会の開催となりました。このような状況において、学術に触れる知的活動は、感染症予防の観点から閉塞を強いられている私たちにとって、いつも以上に意味のあるものとなっています。

本年も、「クラウゼヴィッツの訳語再考」「若手報告」「クラウゼヴィッツ時代の軍事コミュニティ」「国際政治と戦略」と魅力的な講演、報告、シンポジウムをそろえました。本年はZoomで開催する中で、地域を問わない参加も容易となっています。加えて、懇親会もZoomを用いて行います。事務局で運用を工夫しますので、報告者・参加者との懇親会でのやり取りをぜひお楽しみください。

開催日時:2020年10月17日(土曜):13~18時
総合司会 小塚賢(事務局長) Zoom運用担当 中島浩貴(理事)

〇開会あいさつ 13:00-13:10
山口昇(会長。国際大学教授)「クラウゼヴィッツ学会40周年」

〇基調講演 「『戦争論』の訳語再考」13:10-14:00
加藤秀治郎(東洋大学名誉教授)「クラウゼヴィッツ『戦争論』をどう読むか――新しい抄訳を刊行して」

〇若手報告 14:10-15:10
〇司会 宮地忍(理事。元名古屋文理大学教授)
・太田慧(明治大学大学院) 「1960年代イギリスの海空軍と経済・軍需産業基盤」
・徳永俊介(早稲田大学大学院) 「ソ連史におけるブレジネフ期――軍事ドクトリンの視点から」

〇研究報告「クラウゼヴィッツ時代の軍事コミュニティ」15:20-16:20
〇司会 中島浩貴(理事。東京電機大学講師)
・丸畠宏太(敬和学園大学教授)「作家ルイ・シュナイダー(Louis Schneider)と軍事雑誌『兵士の友(Soldatenfreund)』――下からの軍国主義の原風景か?」

〇シンポジウム 「国際政治と戦略」 16:30-18:00  
○司会 中谷寛士(航空研究センター研究員)
・奥山真司(副会長代理)「大戦略をどう考えるのか」
・岡本至(文京学院大学教授)「地政学の人文地理学的位置付け:科学、戦略、批判理論」
・志田淳二郎(東京福祉大学特任講師)「『ハイブリッド戦争』の脅威と国際秩序」

〇懇親会
18時より切り替えます(1-2時間程度を予定)。
Zoomのブレイクアウトセッション機能を活用し、個室(4-6人前後を予定)に分かれて会話を楽しんでいただく予定です(基本的に酒類を含む飲食を前提とお考え下さい。飲食物はご用意ください)。

※懇親会の割り振りは、事前に参加申し込みの際に事務局で整理します。研究者、会員、一般参加の記入に合わせて、運用担当が個室に割り振ります。直接話したい人がいる場合は、参加申し込みの際にその旨記入いただければ、参考にします(たとえば、大学のサークルなどでまとめて参加してくださる場合は考慮します)。

申込期限:2020年10月14日(水曜)23時59分
参加者募集・Googleフォームないし小塚まで(kozuka.euro@nifty.com)で申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdFci-0cZpCV7jEmbDN5DJS6aHA-d1ZUQ8lZTxAMUi6hJIoSw/viewform?usp=sf_link

〇メールの場合は、①名前、②メールアドレス、③所属など(研究者は必須)、④研究者・会員・一般参加の別)、⑤会報の購入希望の有無、⑥その他(懇親会での要望など)をご記入ください。

〇『クラウゼヴィッツ学会会報』第20号、2020年の配布・販売(会員は無料、一般・学生1000円)。希望者にはPDFで送り、紙媒体希望者(冊数上限あり)には郵送します。
大会・懇親会参加               一般1500円、会員・学生1000円
大会・懇親会参加・会報(PDF)        一般2500円、学生2000円、会員1000円
大会・懇親会参加・会報(PDF+紙媒体+送料) 一般3000円、学生2500円、会員1000円
※申し込み後、事務局からメールにてZoomのURLと参加費振込先をご案内します。

以上

「軍事的な知の範囲――第一次世界大戦前の軍事雑誌を中心に」

2020年2月度日本クラウゼヴィッツ学会研究会のお知らせ
2020年2月19日(水)19:00~21:00(含む質疑応答)
場所:日本学士会館3階310号室
最寄駅:地下鉄神保町駅下車5分
(東京メトロ半蔵門線、都営三田線・新宿線)
千代田区神田錦町3-2-28 TEL:03‐3292‐5936
講師:中島 浩貴(東京電機大学理工学部 講師・本学会理事)
テーマ:「軍事的な知の範囲――第一次世界大戦前の軍事雑誌を中心に」

「軍事を論じる際に、戦略戦術が主に重要な問題として捉えられてきた。だが、軍事的な知を見ていくためには、軍事的な問題を扱うメディアがどの領域に関心を持ち、何を論じていたのかをとらえる必要もあろう。第一次世界大戦前までの軍事的な知の範囲がどのように変化していったのかについて概観してみたい。」

参加費 会員 1,500円 非会員 2,000円 

古代ギリシアの戦争・軍隊と社会「軍隊と社会の歴史研究会」(2019/12/21)

軍隊と社会の歴史研究会からの案内を転載します。なかなか面白そうです。

以下の要領で、軍隊と社会の歴史研究会主催の例会を開催いたします。年末の多忙な時期ではございますが、皆様ふるってご参加下さい。

報告者:岡田 泰介氏(高千穂大学人間学部)
論題:古代ギリシアの戦争・軍隊と社会

報告要旨:
 第二次世界大戦以前の古典古代軍事は、狭義の軍事技術に対象を限定するか、軍事史を政治史の延長として捉えるアプローチが主流であり、軍事を研究対象とすることへの一般研究者の忌避感も強かった。殻が破られたのは1960~70年代のことで、軍事を古典古代の社会や文化の広い文脈の中に位置づけようとする新たな潮流が生まれた。1980~1990年代には、フェミニズムやポストモダニズムの影響を受け、女性・奴隷・外国人などのテーマも軍事史の射程に入って、研究の多様化が進んだ。本報告では、以上のような研究史を踏まえつつ、古典古代軍事史の近年注目すべきトピックを幾つか紹介し、議論の材料を提供したいと考えている。具体的には、傭兵、軍事と経済、John KeeganのThe Face of Battleに触発された一般兵士の戦争体験、そしてポリスという独特の社会の中で軍事が果たした政治的・社会経済的・イデオロギー的役割である。

日時:2019年12月21日(土)
   14:00−17:30

場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館第7会議室(6階)

★今回は早稲田大学高等研究所との共催ではなく、「軍隊と社会の歴史」研究会単独主催の講演会となりますが、公開講演会ですのでいつもの公開シンポジウムと同じくお気軽にご参加下さい(場所も時間も同じです)。また、例会終了後に忘年会を開きますので、こちらも気楽にご参加下さい。

プロフィール

Hiroki Nakajima

Author:Hiroki Nakajima
東京電機大学准教授、博士(学術)、専門は歴史学(ドイツ近現代史、軍事史)、クラウゼヴィッツ研究です。また「教養」、地域研究、地域文化の振興などといった問題にも関心があります。2022年度は、戦争と平和の歴史、歴史学、欧米文化研究、教養ゼミ、多文化コミュニケーション、東京電機大学で学ぶを担当しています。

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