教養のひろば 第四回例会

●教養のひろば
第四回例会のご案内

期日:2011年1月21日(金)16時50分~
場所:本館206号教室
発表者:小畑 嘉丈(理工学部非常勤助手)
発表タイトル:

「機」の思想――
「きざし」と「からくり」

発表要旨:

思想史という研究領域について、東京電機大学の学生に関心を持ってもらうべく、題を「「機」の思想史」とした。思想史とは正に思想の歴史であり、思想家個人に焦点を当てる研究方法もあれば、概念の歴史を描くという方法をとることもあり、アプローチの仕方は様々である。ここでは概念史のスタイルを用いることにした。
 「機」を選んだのは大学名に含まれているからという安易な理由であるが、「機」は思想史的に大きな広がりを持つ。中世には武家が支配階級であった日本においては特に重要な概念であった。「臨機応変」の「機」則ち「きざし」の「機」は戦闘者たる武士が見誤ってはならないものであった。また、その武士が支配者の地位を降りた明治時代に重要な意味を持つ「機」の用例として、更に「有機(体)」を取り上げたい。開国を経験した明治日本には近代西洋の学説が一度に流れ込んでくることになるが、中でも「社会有機体説」は当時有力な社会理論となったものであった。これらの言説を紹介することを通じて、思想史研究の一例として提示することを試みる。
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プロフィール

中島浩貴

Author:中島浩貴
専門は歴史学(ドイツ史、軍事史)です。軍事思想家クラウゼヴィッツについても、近代史の枠組みのなかで関心があります。ほかにも、「教養」や、地域研究、地域文化の振興などといった問題にも注目しています。最近は、東京電機大学理工学部の近郊地域、東松山(高坂)、鳩山、坂戸(北坂戸)界隈の話題が多い気がします。

本年度(2016年)は、歴史学A・B、欧米文化研究、教養ゼミナールA・B、初級ドイツ語I・II、ことばと社会、フレッシュマンゼミB、卒業研究を担当しています。また、埼玉工業大学では、「20世紀の歴史」を担当しています。

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