「ドイツ帝国における一般兵役義務をめぐる公的言説(1871-1914)――軍事的言説の正当化と急進化」

昨日、現代史研究会にて報告をしてまいりました。事後報告ですが、掲載しておきます。

2013-14年4月例会

日時:2014年4月12日(土) 14:00-17:30
会場:一橋大学国立西キャンパス本館特別応接室

報告者:中島浩貴氏(東京電機大学)
コメンテーター:丸畠宏太氏(敬和学園大学)

報告タイトル
「ドイツ帝国における一般兵役義務をめぐる公的言説(1871-1914)――軍事的言説の正当化と急進化」

報告要旨
 本報告では、ドイツ第二帝政期(1871-1914)における一般兵役義務をめぐる言説の変化に焦点を当て、その変化を検討していくものである。ドイツ統一戦争以来、一般兵役義務はプロイセン・ドイツの軍事制度の中核となり、とくにドイツ統一戦争直後は軍人たちによって制度面での卓越化が主張された。しかし、一方で内政上の問題が一般兵役義務の言説には常に影響しており、帝国議会における軍事予算審議の問題は、軍人たちの言説の変化に大きく影を落とすことになる。従来の研究では、一般兵役義務をめぐる政策や、実態研究には力が入れられてはきたが、その言説の変化については検討されてこなかった。一般兵役義務をめぐる正当化言説の根拠、そして議論の急進化の状況を、当時の出版物(著書、パンフレット、軍人向け専門誌)から検討し、「ドイツ軍国主義」的状況がどのようなプロセスで形成されていったのかについてみていきたい。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント