大学のこと。

今の職場で仕事をするようになり、早くも数年が経ちました。今いる職場の部局は共通教育群というところで、理工系の専門の研究と並行して、人文社会科学や外国語、教育学、スポーツを学ぶ教養部にあたります。その意味では、共通教育群の同僚の教員は自分とは専門を異にしており、研究のアプローチの違いは時折戸惑いを覚えることもありますが、その一方で自分自身の専門としている分野の専門性の強さと弱さの両方を感じ取れるという意味では得るところの多い職場であるようにも感じます。

電大のモットーは「技術は人なり」ですから、いかにして人間的にも優れた技術者を養成していくかが大事となってきます。このなかで、自分自身の専門研究はもちろんのこと、社会に対する広い理解、そして自立した人間として「教養」を培っていくにはどうすべきかが意味をなします。その意味では、私自身も自分自身の研究はもちろんのこと視野を広げる必要性を強く感じていますし、学生にもそうした視点を忘れないように話しています。学生諸君は専門の研究/学習に追われているようにも見えますが、大学生らしく視野の広さをも身に着けてほしいものです。

加えて、同じ理工系といってもそれぞれの理学、工学の研究に対するスタンスの違いはかなり大きいようにも見えますし、産学連携への対応ひとつをとってもずいぶんと幅があるようです。ただし、ひとつの大学の学部(一学年600名定員×4=2400+α、そして大学院生と教員、職員、リカレント教育で大学を訪れている人たちを含めるとおそらく3000人くらいは鳩山にいるでしょう)のなかにこれほどの多様性があるのは、歴史学だけでは気が付かない事柄に目が向くという意味では、なかなかに魅力的です。「大」学とはよく言ったものですね。
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