東上線小説2

曠野すぐり『東上線各駅短編集』まつやま書房、2012年。

東上線に関する小説がないかということで探してみましたら、東松山の出版社から出ていました。
この小説は東武東上線の各駅を対象としたもので、各駅ごとのエピソードがつづられています。著者はもともと東上線沿線に住んでいるようではないようですが、取材をしていることが読み取れます。

物語は軽妙で、最初から読むとかなり楽しめます。それぞれの物語も短めで、すっきり読めます。ただ、自分の乗降している駅に対して思い入れが強い場合は物足りなさを感じる場合もあるかもしれません。高坂、北坂戸への描写はかなり軽めで住民としては残念でした。その一方で東松山については著者自身が感じた直接の印象がよく表現されています。

いずれにせよ曠野すぐり氏には本書以降も、東上線のまちについての小説をさらに発表してほしいですね。
機会があれば、別の作品も読んでみたいと思います。
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