団地と本

北坂戸にぎわいサロンを通じて、UR団地との若干のかかわりが出てきた関係か、最近、団地に強い関心があります。
残念ながら家人の了承を得られず、団地には住んでいないのですが、小説及び学術文献などでいろいろと状況を確認しているところです。
ここ最近目を通したものとして面白かったものは、以下の三冊でしょうか。

長野まゆみ『団地で暮らそう!』毎日新聞社、2014年は、小説の形式をとっていますが、物語よりも団地に住む状況を詳細に描いている色彩が強い印象があります。その分、団地の特徴を描いているという意味では、他の作品以上に「団地」に特化しているといえるかもしれません。

小池高史『「団地族」のいま 高齢化・孤立・自治会』書肆クラルテ、2017年と、増永理彦『団地と暮らし UR住宅のデザイン文化を創る』クリエイツかもがわ、2015年の二冊は、現在の団地が置かれた状況を的確に分析している文献であるといえるでしょう。とりわけ、小池氏の著作はその視座であるとか、いささかステレオタイプで語られがちな団地の状況を独自の視点と研究のなかで描き出しており、とても興味深いものでした。社会学の研究者とのことですが、フィールドワークを活用できる社会学の研究者にとっては研究しやすい対象なのかもしれません。研究者に限らず、団地をめぐり現状に関心がある方にはオススメといえるでしょう。
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