カフェとマクドナルド

高坂にはいくつかのカフェがあるのですが、駅前にはカフェがなく、チェーン店として一番カフェに近いのはマクドナルドになります。普段は、あまりマクドナルドに入らないようにしていますが、大学がお休みの期間になると、研究室の外で仕事をする機会を求めてカフェに入る機会も増えるので、気分転換に入らざるを得なくなります。高坂近辺のカフェは個人営業の店舗が多く、マクドナルドとはいろんなところで対照的です。利用世代もマクドナルドは小中高大と若年層が多く、そうした世代のたまり場になっています。雑然とした雰囲気はときにかえって仕事をするのに向いている場合があります(もちろん相席の客にもよりますが)。集中して仕事をする際には、自分とは関係ない騒音が時に役立つことがあるということは感じますね。
 かつて高坂には、マリダリというカフェがありました。落ち着いた雰囲気で、仕事をするにも向いた店でした。随分ひいきにしていたのですが、残念ながらなくなってしまいました。今駅前という環境では、カフェや書店のような利幅の薄い業種は店を続けるのが難しいのかもしれません。今年からは新しい「夜明ケ」というオーガニックのカフェができましたが、色々と工夫がなされています。こうしたお店が地元に根付いてくれるといいと思っています。

北坂戸ふれあい祭り(UR団地自治会)

北坂戸ふれあい祭り(UR団地自治会)
2017年8月5日土曜日/8月6日日曜日

今年の教養ゼミナールでは、昨年に引き続いて北坂戸での団地自治会主催のお祭りに協力します。
ゼミでは、ドリンク、地場産野菜、古本販売、バルーンアートとマジックを出しますので、お近くの方はどうぞお立ち寄りください。

インターネットとブログとSNSの使い方

昨今ブログを再開しておりまして、どのように活用すれば有意義かをよく考えています。

私自身はブログを今のところ自説を開陳するのに活用したいとも思いませんし、時事ニュースの解釈や政治状況を分析したり、宣伝などに活用したいとはあまり思っていません。ただ自分自身にとって知的に刺激になるようなものをメモする程度で、書いていければとは思います。そうなると、別に専門の問題だけにこだわらず、記述することになるでしょう。最近は、ちょっと気づいたことや日常のこと、あるいは比企丘陵地帯のことも書くことがおもしろくなってきていますので、こうした方向にも意味を与えることができそうです。

もちろん、専門の歴史学や軍事史、クラウゼヴィッツのことなどを少し書くことはやめないで、研究面でも刺激になるように活用していければいいとは思っています。

「特集/日中戦争を考える――80年目の今日」『歴史評論』(歴史科学協議会編)校倉書房、2017年7月。

近所の書店で偶然見つけた『歴史評論』ですが、日中戦争特集ということで興味深い論考が多く乗っており、早速購入しました。どれも興味深い論文ばかりで、偶然入手できて非常に幸いでした。

久保亨「日中戦争史研究の現在と日中関係」は全体像が整理されており、今どう見るべきかという意味で優れた論文ですし、また高士華「中国大陸の総体戦研究と日中比較」では中国では総体戦といわれる総力戦の研究動向が紹介されており、非常に有意義な研究でした。とりわけルーデンドルフの『総力戦』の翻訳が日本よりも中国のほうが早く、毛沢東も注目していたという記述は示唆的です。本論文は国際的な総力戦理解との関連からも意味があるように思います。日中戦争に関しては、どうやら研究がまた活性化しているようですので、出版動向に特に注視していこうと考えています。

団地と本

北坂戸にぎわいサロンを通じて、UR団地との若干のかかわりが出てきた関係か、最近、団地に強い関心があります。
残念ながら家人の了承を得られず、団地には住んでいないのですが、小説及び学術文献などでいろいろと状況を確認しているところです。
ここ最近目を通したものとして面白かったものは、以下の三冊でしょうか。

長野まゆみ『団地で暮らそう!』毎日新聞社、2014年は、小説の形式をとっていますが、物語よりも団地に住む状況を詳細に描いている色彩が強い印象があります。その分、団地の特徴を描いているという意味では、他の作品以上に「団地」に特化しているといえるかもしれません。

小池高史『「団地族」のいま 高齢化・孤立・自治会』書肆クラルテ、2017年と、増永理彦『団地と暮らし UR住宅のデザイン文化を創る』クリエイツかもがわ、2015年の二冊は、現在の団地が置かれた状況を的確に分析している文献であるといえるでしょう。とりわけ、小池氏の著作はその視座であるとか、いささかステレオタイプで語られがちな団地の状況を独自の視点と研究のなかで描き出しており、とても興味深いものでした。社会学の研究者とのことですが、フィールドワークを活用できる社会学の研究者にとっては研究しやすい対象なのかもしれません。研究者に限らず、団地をめぐり現状に関心がある方にはオススメといえるでしょう。